【女性向け】英語力が活かせる事務系のお仕事8選!(在宅ワークもOK)

仕事・転職

2023年現在、田舎でフルリモートの在宅ワークをしている30代女性です。

 

私はTOEIC900点保持者で、英語の勉強が好きなのですが、夫の仕事の都合で地方に移住してからは、なかなか特技の英語スキルを活かす機会がないなと感じていました。

 

のんびりとした田舎暮らしは快適ですし、ここを離れる気はありませんが、かといって自分の得意を活かせないのもなんだか寂しいもの。今までは夫の仕事を手伝ったり、英語スキルを必要としない仕事をしたりしていましたが、「やっぱり英語を使いたい!」「自分の英語スキルでもっと高い給料をもらいたい!!」と考え、2021年から2度の転職をし、都市部で会社員をしていた時と同じくらいまで給料を上げることに成功しました。

 

しかも、当時は毎日オフィスに通勤していましたが、現在はフルリモート(完全在宅)で膝に猫を載せながら、PCを使って仕事をしています。

 

転職活動を通じて私が調べたことや経験したことをもとに、この記事では「女性向け」「英語スキルを活かせるおすすめの仕事」をいくつか紹介しつつ、「在宅ワーク」との相性もご紹介したいと思います。

 

よろしければ参考にしてみてください。

 

英語が使える仕事の特徴

 

まず、日本にいながら英語を使う仕事の特徴ですが、当たり前と言っては当たり前ですが、「海外との商取引がある」ということになります。

 

ここで気を付けていただきたいと思うのが、職種や会社にもよると思うのですが、海外とのやり取りが発生する仕事の場合、その多くが「時差による早朝や夜間の仕事の可能性がある」ということです。

 

私が以前お世話になった会社はベンチャー企業で、クライアントの多くは日本に本社があり海外進出を考えている企業でしたが、中には海外支社と直接やりとりをするクライアントもいました。

たまたま私はTOEICスキルが高いこともあり、海外に支社のあるクライアントを担当することになったのですが、夜の10時にフランスのクライアントから「トラブルが発生したのですぐに対応してほしい」と電話が来た時は、冷や汗をかきました。

 

多くの企業は就業時間の管理に非常に厳しいため、早朝や夜間の対応はしないことが多いのですが、在宅勤務の場合、常に仕事用の電話やPCが側にあり「いつでも、どこでも、働ける状況」であるが故に、スピード感を大事にする職種や業種、ベンチャー企業などの場合は、時差により残業が発生しやすい点などについては、採用情報を見るときには十分に注意しておいた方が良いです。

 

一方で英語が使える仕事の特徴として、同じ業務内容でも日本語の仕事よりも単価が高いということがあげられます。同じような仕事内容でも英語を使うとなった途端にハードルが上がり、希少価値が高まることを身をもって感じ、「英語できてよかったー!」と思うことも非常に多かったです。

 

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英語×完全在宅のおすすめ職業8選

 

英文事務

 

英語スキル活用 × 在宅勤務 を考えたときにまず挙げられるのが「英文事務」です。

英文事務の仕事内容は、英語を使用してさまざまな事務業務を行うことになります。

 

具体的には、英文書類の作成や翻訳、電子メールのやり取り、データ入力、会議やイベントの手配、顧客とのコミュニケーションなどが含まれます。また、国際的な連絡業務や通訳の役割も担います。

グローバルな環境で働き、異文化コミュニケーションや国際的なビジネスの知識を身につける機会もあるため、日本にいながら英語スキルを活かしたい方におすすめです。

 

英文事務といってもかなり広い意味になるので、この記事では特に採用募集が多い職業として「貿易事務」「英文経理」「秘書」「外資系企業の事務職」の4つをご紹介させていただきます。

 

貿易事務

 

貿易事務の仕事は、国内外の取引における手続きや書類作成など、貿易に関連する事務的な業務を担当することです。

 

輸出入の手配や通関手続き、契約書の作成、輸送や保険の手配、支払いや請求書の管理などが主な仕事内容となります。

 

貿易事務では、国際的な取引に関わるため、国内外の関係者とのコミュニケーションや交渉能力が求められます。また、貿易における法律や規制に詳しく、正確な情報や書類を作成することも重要です。

 

決まった取引先を相手にしたルーチンの仕事も比較的多いので、英語スキルはTOEICなら600~800点程度あると良いとされており、そこまでハイレベルの英語ができなくてもできる仕事です。

貿易に関する知識については入社後に先輩から教えてもらえるパターンが多いので、未経験者であっても比較的チャレンジしやすい職種と言えると思います。

 

貿易事務の給与については、時給は大体1500円~1800円程度が相場で、年収はボーナス抜きで300~350万程度が一般的です。一般的な日本語の事務職よりは少し高い印象ですね。

 

社内のコミュニケーションも大事なので、完全出社型の貿易事務の募集も多いですが、週に2~3日出社するパターンや完全在宅の募集もそこそこあります。

 

貿易を仕事としている関係から、大きな港のある都道府県(東京、名古屋、大阪など)でのエリアを絞った採用も多いので、地方在住者には良い採用条件の会社を見つけるのは少し難しいです。

 

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英文経理

 

英文経理の仕事は、英語を使用して経理業務を行うことです。

経理データの入力、帳票の作成、財務報告書の作成、予算管理、税務申告の準備など、経理に関連する業務を英語で対応します。

また、英文での取引や国際的な会計基準への対応も求められます。

 

英文経理をするためには、日本の経理・会計資格として有名な「簿記」を取得しているほかに、米国公認会計士(USCPA)国際会計検定(BATIC)などを取得していることなどもよく採用条件に記載されています。

また、多くの企業が「経理の業務経験が3年以上あること」を条件に書いているので、未経験からのチャレンジは難しい職種と言えると思います。

 

資格や経験が必要な職種ということもあり、時給は2000~2500円程度が相場で、年収はボーナス抜きで400万以上になりますが、海外との複雑な商取引にかかわる経理・会計業務の経験がある方や、海外に住みながら現地企業ので経理・会計経験を積んだ方などはさらに好条件で採用されることがあるため、事務職でありながら女性でも年収600~700万程貰えるケースもある、魅力的な職業と言えます。

 

英文経理の仕事については、経理や会計の知識を持っていることの方が、高い英語スキルを持っていることよりも優先されます。

 

英語スキルを活かす事務系の仕事がしたい方で、今後さらに給与アップしたいと考えている方は、英文経理ができるように簿記やUSPCAなどの会計資格を取ることも有効でしょう。

 

 

秘書

 

ある程度の規模感のある会社では、会社のトップが海外のクライアントや要人と接点を持つことが多いため、秘書に英語スキルを求めるところがほとんどです。

 

また最近では、先進的な技術やサービスを売りにしたベンチャー企業なども起業から早いタイミングで海外との商取引を開始する例も多く、かなりハイレベルの英語を扱える人材を「参謀兼秘書」のようなポジションで高収入で雇い入れることも多くあります。

 

秘書の場合、英文書類の作成や翻訳、英語での電話やメール対応、国際的な会議や出張の手配、スケジュール管理など、多岐にわたる業務を英語でこなすことになります。異文化コミュニケーションや国際ビジネスの知識が求められ、高度な言語スキルと柔軟性が必要となるため、仕事が大変な分、給与はとても良いです。

 

秘書に高い英語スキルを求める企業の場合、TOEIC満点や帰国子女、英語と日本語のレベルがネイティブレベルであることが採用時の条件になるケースが多いようです。

 

転職サイトを見ている際、給与はおよそ年収500~700万円の採用情報が多いように思いました。

 

秘書の場合、役員の出張や会議に同席することも多いため、在宅勤務可であっても月に何度か出社することがマストなケースが多いようです。また、国際的な会議の通訳業務が発生することも多く、早朝や夜間の出勤が必要なケースもかなりあるようです。

 

外資系企業の事務職

 

外資系企業の場合、ポジションによってはあまり英語を使わないこともありますが、基本的には「最低限の英語コミュニケーションが取れることがデフォルト」であることが多いです。

 

事務職の場合、本社や海外支社から回ってきた書類が英語であったり、役員が外国人であるケースがほとんどであるため、日常業務の至る所に英語が存在します。

 

近年では円安の影響で外資系企業で働いた方が賃金が高いという状況にあります(海外の企業にとって見たら日本人を雇うのが安い状況ということですね)。

同じ職種であっても、日系企業で働く場合と外資系企業で働く場合とでは、給与に結構な差が出るケースも多いようです。

 

英文事務の仕事を外資系企業でする場合、時給は2000~3000円程で、ボーナス抜きでの年収は400~500万円程度になる印象です。特に法務や特許などの専門知識を持っている場合は、好待遇が期待できます。

 

外資系企業で事務をする場合、秘書や専門の通訳を入れるまでもない、小さな業務や会議などでは翻訳や通訳の仕事をパッとふられることも多いため、事務職であっても英会話力や語彙力を高める努力を怠ってはいけません。

 

他にも、本社や支社の人間が見ても大丈夫なように資料の作り方や見せ方にも工夫する必要があるため、事務の仕事であっても求められるスキルは一般的な事務職より高いことを意識すべきでしょう。

 

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通訳・翻訳

 

通訳や翻訳家の仕事は、言語間のコミュニケーションを円滑にするため、口頭や文書で日本語→英語、英語→日本語の翻訳を行います。

 

通訳の場合、リアルタイムでの会議やイベントでの同時または逐次通訳などを行います。

翻訳家の場合、書籍や文書の翻訳、ビジネス文書の作成などが主な業務です。

 

高度な言語スキル、文化理解、専門知識が求められ、正確さ、表現力、機密保持が重要な仕事になります。

 

TOEICスコア等の資格ではとても測れないハイレベルの英語スキルが必要ですが、好奇心が強く、英語を使ったコミュニケーションが好きな方にとっては魅力的な職業でしょう。

 

オンライン通訳・翻訳サービスを提供する企業に所属して案件を受ける場合や、フリーランスとしてランサーズココナラ等のサービスに登録し、企業と案件ごと、または期間を決めて契約して仕事を受注するケースなどがあるようです。

 

通訳の場合は時間制、翻訳の場合は文字数などにより収入は変わりますが、通訳の場合は大体時給2000~5000円(必要な英語レベルや案件の内容によって変動)、翻訳の場合は1文字25円程度換算(多くは文字数が給与のベースになるようです)なので、「英語レベル×かけた時間や量」で稼ぐお仕事になります。

 

実績がまだあまりない内は安い単価でスタートし(通訳は1案件3000円、翻訳は1案件1000円程度からスタートのケースが多いようです)、実績がある程度溜まると単価を上げていける職業であるため、何年もかけて根気よく続けていける方は年齢を重ねることに収入が上がり、高収入を目指せる仕事であると言えると思います。

 

少ない時間で始めたい方今すぐ高収入の仕事に就く必要がない方向けの仕事なので、子育てをしながら空いた時間で仕事をしたい方や、副業としてまずはスタートさせたい方すぐではないけれどいつか独立したいと考えている方等にはおすすめの職業と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

旅行代理店スタッフ

 

コロナが落ち着き旅行業界が復活してきたおかげか、最近は旅行代理店のスタッフ募集の求人が多くなってきたと感じます。

 

日本から海外へ、海外から日本への旅行をサポートする仕事の中でも、添乗員のように旅行者と一緒に現地にいる必要がある場合は別ですが、チケットやホテルの手配などを行ったり、カスタマーサポートの分野ではオンラインでの接客も可能になり、在宅勤務で仕事を受けられるケースも多くなってきているようです。

 

こちらも外資系企業同様、円安の影響を受けて、特に海外から日本への旅行者をサポートする旅行代理店などは、比較的高い給与で採用を行っている印象です。

 

在宅勤務で旅行手配やカスタマーサポートを行うような仕事の場合、時給は1500~1700円程度が相場のようです。英語を使う他の職種と比べて給与はそこまで高いとは言えませんが、パートや正社員など勤務体系が選べるケースが多く出勤日が選べるなど、働き方は比較的フレキシブルなので、旅行や人と関わる仕事が好きな方でフルタイムでの就業が難しい方にとっては、チャレンジしやすい仕事なのではないでしょうか。

 

通訳などに比べて求められる英語力も高くなく、TOEICスコア600~800点程度あれば問題なく業務を行うことができ、顧客対応マニュアルなどもあるため難易度の低い仕事と言えるため、英語は好きだけれどそこまでまだ自分の英語力に自信がないという方におすすめです。

 

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コールセンター・カスタマーサポート

 

在宅でできる英語を使った仕事の中でも、採用情報の数も多めなのがコールセンターのカスタマーサポート業務です。

 

基本的な対応マニュアルや回答例などは用意されており、分からない場合は後日専門のスタッフがメールで対応をするため、基礎的な部分のみ対応することとなります。ですが、窓口ということで事業の全体像を理解している必要があるため、仕事を通じてその会社や業界について詳しくなれるというメリットがあります。

 

特に最近ではIT系企業のサービスや商品に対するカスタマーサポートの募集が多く、SaaS(Software as a Service」の略称)やアプリ開発マンガやゲームなどを扱う企業からの求人が多いと感じます。

海外に住むユーザーからのお問い合わせに対応する形で、電話やメール、チャットボットなどを通じて回答をすることになるのですが、マニュアルに沿った回答になれてしまえば問題なくできる仕事かと思います。

ただ、英語と言ってもネイティブから非ネイティブまで様々な方から英語で問い合わせが来るため、電話での対応が必要な職場の場合は、聞き取りに苦戦するかもしれません。

 

特徴としては、IT系企業の多くがその他業種と比べても全体的に給与が高く、また成長産業であることから、今後も仕事がなくなる心配がないという点です。事務系の仕事が今後どんどん少なくなっていく世の中にあって、仕事を通してITやWebの知識をつけることができ、今後給与の安定やアップが見込めるITやWeb系の企業の別ポジションへの転職やキャリアアップが見込めるという点で、おいしい仕事だと感じています。

 

給与は時給は1500~1700円程度とあまり高くはありませんが、日本語のカスタマーサポートに比べると高いと言えます。勤務時間の自由度が高いことや、フルリモートを含む在宅勤務の募集が多いことと、選ぶ企業や業界によっては今後より給与の高い職種への転職のきっかけになるという点で、魅力的な仕事と言えると思います。

 

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まとめ

 

以上、英語を使える女性向け8つのお仕事について紹介させていただきました。

 

私自身は、この中で「貿易事務」「秘書」「旅行代理店スタッフ」「Web系企業のカスタマーサポート」を経験しましたが、今現在はWeb系カスタマーサポートからWeb系営業事務への転職に成功し、自宅にいながらおいしいコーヒー片手にこれまでで最高額の給与を頂けています。

 

出産や子育て、親の介護、パートナーの転勤など、ライフスタイルの変化が激しい女性にとって、自分の得意スキルと仕事のマッチング、特に在宅での仕事を考えている方にとっては、参考にする情報がまだあまりないなと感じ、この記事を書いてみました。

 

参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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