その勉強法、間違ってない?英語を勉強しているのに話せない人が陥りがちなポイント

英語

 

ジョブ型雇用が少しずつ定着しつつあり、「リスキリング」「学び直し」などのワードが話題になっている昨今。

 

学校を卒業して以来久しぶりに「何かを学ばなきゃ」と考えだした人の中には、「英語」の学び直しに興味を持っている人が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このブログでは、両親が日本人で英語は全く話せない環境にありながら、それでもほぼ独学1年間の海外生活(カナダ)だけでTOEIC940点貿易実務英語翻訳・通訳など、英語スキルを駆使して仕事をしてきた私だからお伝えできる、非・帰国子女でもストレスなく続けられるおすすめの英語勉強方法についてご紹介をしています。

 

「苦手な英語を今年こそ克服したい!」

「英語は少しできるけれど、もっと上達したい!」

「英語は好きで勉強しているけど、他にもっと効果的なやり方がないか知りたい!」

 

そんな方のためになる情報やツールを紹介したいと思います。

 

【超重要】勉強法をおすすめする前に伝えたい大事なこと

 

早速おすすめの英語勉強法を伝授!・・・する、その前に!!

大事なことを確認させてください。

 

それは、あなたの「英語学習の目的」です。

 

英語学習の目的なんてどうして今更聞くの?いいから早く勉強法を教えてよ!!

 

と思ったそこのあなた。

ちょっとだけ待ってください。

 

実はココに「勉強しているのに英語が伸びない」人たちに共通する重大な落とし穴があるんです!

それは「目的にあった勉強法を実践していないこと」!

 

 

目的に合わせた勉強をするなんて当たり前のことのように聞こえますが、実は出来ていない人がとても多いのが事実!

 

ここがハッキリと自覚できていないと、効果の薄い勉強法をなんとなく続けてしまい、結果として

 

「効果が出ない(英語が伸びない)」

「勉強が続かない(楽しくない、やる気が出ない)」

 

という事になってしまい、

「勉強したのに英語が出来るようにならない」

という状態でゲームオーバーになってしまうんです。

 

英語学習で最も大切なこと、それは「継続すること」。

英語に「飽きない」こと。

そして、英語を「嫌いにならない」こと。

この2つができない英語学習法では、どんなに一生懸命に英語を勉強したとしても、「流暢」といわれるレベルにはたどり着くことはできないと知っておいてください。

 

英語を本当にできるようになりたいのであれば、まずは勉強を始める前にご自身の「英語学習の目的」をきちんと明確にして、目的に合った勉強法を続けられるように工夫しましょう。

 

英語学習の目的が「リスニング&スピーキング」の場合

 

「リスニング(英語を聞き取る)」や「スピーキング(英語で話す)」を目的とする方には以下が挙げられます。

 

● 学校や会社などで英語による意見交換や交渉をする必要がある

● 同僚、友人、恋人などと英語で日常会話をしたい

● 海外旅行などで現地の人とやりとりをしたい

● 英語のコンテンツをそのままの状態で楽しみたい

 

具体的な例としては、

「英語でプレゼンが出来るようになりたい」

「外国人の友人と英語で流暢に話ができるようになりたい」

「好きな映画や音楽を字幕や歌詞を見ないで理解できるようになりたい」

という人たちが当てはまると思います。

 

要は「リアルタイムのコミュニケーション手段としての英語」を求めている方です。

 

 

こういった方の場合は「英語の文法」よりむしろ、「発音力」「場数の多さ」が重要となります。

この力を鍛えるためには、とにかく英語を聞く機会を増やすことです。

 

英語を話す機会を増やすことや、単語力を鍛えることも重要なんじゃないの?

 

と思われた方、ナイス質問です!

 

「リスニング」と「スピーキング」については、まずは「リスニング」のスキルアップを優先させることが大事です。何故なら「しゃべれるけど聞き取れない人はいない」 からです。

 

こう言うと

 

いやいや、英語は話せるけどリスニングが苦手なんだよ!

 

という方がいるかもしれませんが、私からすると「話せるけど聞き取れない」という方はたいてい「発音がボロボロ」です。

 

本人は「英語をしゃべっている」気になっているのかもしれませんが、聞いている方は典型的なジャパニーズ・イングリッシュ(日本語発音の英語)に辟易としているパターンが多く、これは「英語が話せる」には程遠い状態と言わざるを得ません。

 

一方で、英語をきちんと聞き取れている状態というのは、自身の中に「正しい英語の音」がストックされているけれど、口や舌の筋肉がまだ追いついていない口と脳の接続状況が未完成なだけの状態 なので、一度発音に必要な筋肉を鍛えてコツさえつかんでしまえば、湯水のごとく流暢な英語が口から飛び出します。

 

それに赤ちゃんを想像していただくと分かるように、人間は言語を学ぶ際、まずは周囲の人たちが話すことを「聞く」事からスタートします

 

母親が「○○ちゃん、ママですよ!ほら、ママって言ってごらん?」「あ!ワンワンだ!ワンワンがいるね。」というようにたくさん子供に話しかけるのをただただ聞き続けて、試しに「ママ」「ワンワン」という目の前の人間がしょっちゅう口にするワードをオウム返しにしてみた所、「わぁッ!すごい!しゃべった!!」と大喜びする姿を見て

 

あ、なんか通じたっぽいな。そうかあのモフモフしたものをワンワンと呼ぶのか・・・!

という具合に言葉を習得していきます。

 

 

このオウム返しする(=聞いたままを言い返す)というのがポイントです。

母親が自分の事を「ママ」と言っているのに「お母さん」と言い返す赤ちゃんはいませんよね(笑)

 

一説には「学ぶ」という言葉は元々「真似ぶ(まねぶ)」という言葉から派生したものとする説があります。

「守破離(しゅはり)」という言葉にもあるように、まずは「守(しゅ)」の意味である「型をコピーしてマスターする」こと、つまり「まねる」ことが何かを習得するための最初のステップになります。

 

「守破離」とは?

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

(引用元:コトバンク デジタル大辞泉 守破離

 

「まねる」事の利点として、「正確な発音のまま覚えられること」が挙げられます。

まねる相手の発音が間違っていれば間違った発音を、正しければ正しい発音を覚えて口にすることが出来ます。

 

日本人が学校教育で英語をみっちり学習するのに英語が話せる人が少ない理由の1つとして、英語教師の英語発音が悪いこと、クラスで浮くのが怖くてあえて日本語発音で教科書を読んでそれが癖になっていることがあげられるのではないかと思っています。

 

ちなみにこの2つの理由については実体験から導き出した私の考えで、私自身が初対面の外国人に会うたびに「すごく聞きやすい英語ですね。どちらで英語を学ばれたんですか?」と聞かれる理由は、この2つの「英語発音が悪くなる原因」を徹底的に排除してきたからに他なりません。

(この辺りのことは、また別途記事にしたいと思います)

 

本気で英語が流暢に話せるようになりたいのであれば、ネイティブの、それも「自分の話したい英語発音の声の持ち主」の英語をオウム返しできる環境を作りましょう。

 

「リスニング」を鍛える方法としておすすめなのは英語のラジオ、オーディオブック、動画などを使って英語を聞き続ける環境を作ることです。

英語のシャワーを浴び続けるといったイメージですね。

 

こちらの具体的な方法やおすすめのツールなどについては、後日別の記事を書きたいと思っています。

 

 

英語学習の目的が「リーディング&ライティング」の場合

 

「リーディング(英語の読解力)」と「ライティング(英語で文章を書く)」を目的とされる方には以下が挙げられます。

 

● 学校や仕事などで英語のメールや資料を作成したり読んだりする必要がある

● 同僚やクライアント、友人、恋人とチャットやメールでやり取りをする必要がある

● 英語で書かれた本や雑誌、資料、ウェブサイトやSNSを読んで欲しい情報を手に入れたい

 

具体的な例としては、

「英語でレポートを作成する必要がある」

「外国人の同僚やクライアントとメールでのやりとりが多くて困っている」

「好きな本を英語の原書で読んでみたい」

「SNSで英語で発信をしたいけど自分の英語力にあまり自信がないので上達したい」

という方たちが当てはまると思います。

 

 

こちらは「リスニング」や「スピーキング」とは違い、相手に気付かれずに翻訳アプリ自動校正機能などを使うことが出来るため、むしろアプリやツールをどれだけ知っていて駆使できるか」という事の方が今の時代は重要です!

 

そして、テキストデータ(文字情報)の理解を深めるためには、「語彙力(単語力)」を鍛えておくことが非常に重要。

 

会話などリアルタイムの英語瞬発力が不要な分、言葉の持つ深い意味や背景を理解することで、書き手の思いを汲み取ったり相手の心に刺さる文章を作ったり、逆に誤解を生まないシンプルで分かりやすい言葉選びを行いコミュニケーションを円滑にしたりといった部分に注力することが大切です。

 

「リーディング」や「ライティング」のスキルアップを目的とする方にとっては、「ツールの駆使」「英文法理解」「語彙力」に繋がるような学習を継続することが英語を楽しく効果的に勉強するためのポイントになります。

 

「リーディング」と「ライティング」の勉強におすすめなのがSNSの活用とブログを含むウェブ記事のチェックです。

自分の興味のあるジャンルを中心に「読む」「書く」癖をつけることで、楽しみながら着実にレベルアップしていくことが出来ます。

 

詳しいやり方やツールについては後日記事にしたいと思います。

 

英語ができることによるメリット

 

英語学習は「正しいやり方で」「継続的に」「楽しくやれば」かならず成果の出るものです。

 

才能や育った環境、身体的な差などが全く関係がないうえに、英語学習のコツを掴みさえすればそれ以外の言語の学習の際にもやり方が応用できるうえに、母国語(日本語)の理解力向上にも役立ちます。

 

そして、英語が話せる私だから感じる大きなメリットとして

① 英語が出来ることでリーチできる情報量が圧倒的に増える

② 就職や転職の際にものすごく有利

③ 表現の幅が広がり自分の脳がアップグレードされた感覚がある

という3つが挙げられます。

 

 

実際に英語を使う仕事、使わない仕事に関わらず、転職の際に英語ができることで英語で書かれたすべての情報にアクセスすることが可能になるため、人より多くの知識を得ることができ、「あの人は頭が良い」「仕事ができる」という肯定的な評判を非常に多く頂けます。

 

実際は特別人と比べて頭が良いという事はない普通の人間なのですが、海外のウェブサイトから情報を仕入れたり、高いTOEICスコアが評価されたりとスキルが数字で見える化されるので、受けられるメリットがめちゃくちゃ多いのがその理由。

 

逆に英語ができることで被るデメリットは「ゼロ」ですので、勉強しない理由がありませんね!

 

わたしもまだまだ勉強し続けます。ぜひ一緒に楽しく英語学習を続けて行きましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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