WTO事務局長候補!ナイジェリア財務省オコンジョイウェアラ氏の母親「誘拐事件」その後

情報
引用元:https://www.thisdaylive.com/index.php/2020/10/08/okonjo-iweala-gets-to-final-stage-in-race-for-wto-dg/

はじめに

WTO(世界貿易機関)の事務局長のポストを巡って

韓国人女性の兪明希(ユ・ミョンヒ)氏と

ナイジェリア人女性のオコンジョイウェアラ氏の

2名の女性候補者が最終選考に残りました。

 

WTO初の女性トップの誕生とあって

どちらが選ばれるのか

世界から注目を集めています。

 

そしてオコンジョイウェアラ氏について調べると

「母親の誘拐」

という穏やかではない検索ワードを発見。

 

「一体なにがあったのか??」

と気になったため、

誘拐事件とその後について調べてみました。

 

オコンジョイウェアラの母親誘拐事件について

事件の概要

事件が起こったのは

2012年12月9日。

 

当時ナイジェリアの財務相を務めていた

ヌゴジ・オコンジョイウェアラ(Ngozi Okonjo-Iweala)氏の母親

カメネ・オコンジョ(Kamene Okonjo)さんが

ナイジェリア南部の自宅前で誘拐されたと

ナイジェリア警察が発表しました。

 

カメネ・オコンジョさんは当時82歳。

以前は大学教授を務めており、

夫は土地の領主である事から

地元では「宮殿」と呼ばれる大豪邸に住んでいました

 

その日、カメネ・オコンジョさんは

表門で作業していた作業員に

飲み物を持って行ったところを

武装グループによって誘拐されました。

 

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誘拐の目的

実はナイジェリアでは

誘拐事件は決して珍しいものではありません。

 

治安は非常に不安定で、

実業家やサッカー選手など

身代金を目的として

こうした事件はたびたび起こるそう。

 

オコンジョイウェアラ財務相の

母親誘拐事件について、

オコンジョイウェアラ財務相自身も

誘拐事件発生の前から

個人的に脅迫を受けていたと言います。

 

そのため、今回の誘拐事件の犯人の目的が

政治的な理由からなのか

金銭的要求を理由としたものなのかは

分からないそうです。

 

オコンジョイウェアラの母親のその後

カメネ・オコンジョさんは

事件発生の5日後の

午前10時半頃に無事に保護されました。

 

カメネ・オコンジョさんは

高速道路に置き去りにされていたそうで

犯行グループとの交渉は

家族と警察で行っており、

ナイジェリア政府は関与していないと

しています。

 

カメネ・オコンジョさんを

高速道路に置き去りにした件について

「警察と軍隊の大規模な捜索活動に犯行グループが焦りを感じ、被害者を解放するに至ったのではないか」

と政府関係者は話しています。

 

身代金交渉の有無や金額について

また政治的な交換条件があったのか等についての

詳しい情報は開示されていません。

 

保護されたカメネ・オコンジョさんは

緊張と疲労のためかすぐにぐっすりと眠ったようで

彼女の起床を待って

警察からの質問に答えたそうです。

 

犯人は逮捕されたのか?

犯行グループのうち、

カメネ・オコンジョさんを置き去りにした

運転手の男が事件後すぐに

身柄を拘束されています。

 

それ以外のメンバーの逮捕については

分かっていません。

 

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まとめ

ナイジェリアでは誘拐事件が

頻繁に起きるというのは

衝撃的でした。

 

何はともあれ

オコンジョイウェアラ氏の母親は

事件後すぐに解放されたと分かり

ホッとしましたね。

 

最後までお読み頂き

ありがとうございました。

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