はじめに
アメリカでは今月18日に亡くなった
最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の死去に伴い、
ドナルド・トランプ大統領が9月26日
新しい最高裁判事として
エイミー・バレット氏の指名を正式に発表しました。
この記事ではそんな
エイミー・バレット氏のプロフィールや人物像
について調べた情報をシェアしています。
エイミー・バレットのおいたちと経歴
・フルネーム:Amy Vivian Coney Barrett(エイミー・ビビアン・コーニー・バレット)
・生年月日:1972年1月28日(現在48歳)
・出身地:ルイジアナ州ニューオーリンズ
・配偶者:あり(1999年 Jesse M. Barrett氏と結婚)
・子供:あり(7人)
・信仰:カトリック
・政治的傾向:保守
7人兄弟の長子として生まれたエイミー・バレット氏。
5人の妹と弟が1人います。
父親は石油会社の顧問弁護士、
母親は専業主婦をしている家庭で育ちました。
テネシー州メンフィスにある
Rhodes College(ロッジ・カレッジ)で
英文学を学び優秀な成績で卒業。
その後ノートルダム法律大学に進学。
学費全額免除の奨学金を得るほどの秀才ぶりで
1997年に首席で卒業しています。
大学卒業後は法務書記や
ジョージワシントン大学法律学科で
准教授として教鞭をとり、
いくつもの大学の法律ジャーナルにも
法律研究の寄稿文を提供している
「憲法」「法律始原主義」「制定法解釈」「先例拘束の原則」
に関するプロフェッショナルです。
2017年5月にはドナルド・トランプ大統領より
アメリカ合衆国第7巡回区控訴裁判所の
判事(全部で11人)の1人に任命されています。
この時のヒアリングでの質疑応答の内容が話題になり
エイミー・バレット氏の名は広く知られる事になります。
それについては下記で詳しく説明していきます。
エイミー・バレットの考え方
エイミー・バレット氏は
敬虔なカトリック教徒として知られています。
・人工妊娠中絶の反対
・医療保険制度改革(通称「オバマケア」)に反対
の立場を取っている
「保守派」(=トランプ大統領と似たタイプ)
の方です。
彼女を一躍有名にした
2017年のヒアリング(=適性判断の質疑応答)では
エイミー・バレット氏が1998年に発表した論文で
死刑判決を言い渡す案件を忌避するべきである」
という意見を述べた件について質問を受けます。
彼女自身は
「自分のカトリック教徒としての宗教観が過去の判決に影響を与えた事はない」とし、
「裁判官が法を前に自分の宗教による判断をする事は適切ではない」
と説明しています。
しかしこのやりとりにより
それは(裁判官としては)憂慮すべき点である」
とダイアナ・ファインスタイン上院議員が
苦言を呈するなど
判事としてのエイミー・バレット氏の
資質を疑う発言が話題となりました。
しかしエイミー・バレット氏の元同僚や
彼女を支持する人たちからの支援や応援があり
エイミー・バレット氏は2017年11月に
第7巡回区控訴裁判所にて
初の、そして唯一の女性判事として着任します。
エイミー・バレットの家族
エイミー・バレット氏は
1999年にノートルダム法律大学の同期卒業生である
Jesse M. Barrett(ジェシー・M・バレット)氏と
結婚しています。
ジェシー・バレット氏は法律事務所の
サウスバンク・リーガルに所属する弁護士です。
2人には8歳から19歳の7人の子供がいます!
Emma (エマ、19歳)
Vivian (ビビアン、16歳)
Tess (テス、16歳)
John Peter (ジョン・ピーター、13歳)
Liam (リアム、11歳)
Juliet (ジュリエット、9歳)
Benjamin (ベンジャミン、8歳)
そのうち2人ビビアンとジョン・ピーターはハイチからの養子
末っ子のベンジャミンはダウン症があり
特別な支援が必要だそうです。
ベンジャミンのダウン症については
妊娠時にはすでに分かっていましたが
エイミー・バレット氏とジェシー・バレット氏は
子供を産むことを決めたそうです。
エイミー・バレットの人柄
48歳という若さで
異例の出世を果たしているエイミー・バレット氏。
やり手の法律家である一方で
7人の子供の母親である彼女の私生活を
とても意外に感じる方も多いのではないでしょうか?
家族についてインタビューを受けた際(3年前)の
エイミー・バレット氏のコメントをご紹介します。
子供たち1人1人の特徴を愛しみ
子育てを楽しんでいる様子が伺えます。
自分自身も7人兄弟という大家族で育った
エイミー・バレット氏。
いわゆる
「キャリア志向の堅物女性」と言うよりは
「仕事もバリバリこなす肝っ玉母ちゃん」
というイメージを持ったのは私だけではないはず。
賢さと強さと温かさを兼ね備えた
スーパーウーマンなのでしょう。
まとめ
仕事も子育てもバリバリとこなすかっこいい女性、エイミー・バレット氏。
憧れてしまいますねー!
彼女の今後の活躍に注目です!!